相続した不動産を売却するためには、一般にいかのようなステップを踏みます。
不動産は高く売れるに越したことはありませんが、相続税の納税資金にしたり、税法上の特例を
利用する場合、期限がありますので、「早く売る」方が至上命題となるケースもあります。
状況に応じて不動産事業者を使い分けることが大事です。
Kさんは母親と同居して介護を担っていましたが、母親が他界した後は、
実家を売却して東京で一人暮らしをする息子と共に住む約束をしていました。
しかし、母親の相続が発生した際に予想外に相続税の負担が重たく、当センター長に相談しました。
当センター長は、実家をすぐに売却せずに東京への引っ越し時期を遅らせてしばらく住み続ける
ことで、税法上の特例を活用して相続税・譲渡所得税の負担を軽減することを提案し、Kさんは
息子との同居は遅れましたが、税金の負担を軽減して充実した新生活を送ることができました。