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相続コラム

2025年08月03日

家の終活は計画的に

梅田遺産相続解決センター

家の相続手続は大変
実家を相続することは、一見すると財産を引き継ぐ喜ばしい出来事のように思えるかもしれません。しかし、実際に相続の場面に直面すると、多くの方がその手続きの煩雑さや負担の大きさに驚かされます。相続とは単に「財産を受け取る」ことではなく、不動産の名義変更や相続税の申告、家財の整理といった様々な作業が伴うものです。特に実家のように長年にわたって使われてきた家の場合、物品が多く、手続きも複雑になりがちです。
さらに、被相続人が生前に何も準備をしていなかった場合、相続人たちは一から全てを対応しなければならず、大きな労力と時間を要します。こうした状況を避けるためには、家の終活、すなわち「住まいに関する整理」を計画的に進めていくことが重要となります。そこで本稿では、家の終活を進める上で特に注意すべきポイントについて説明していきます。相続をスムーズに進め、相続人に過度な負担をかけないためにも、早めの行動が求められるます。

ゴミ屋敷を相続させない
高齢になると、身体が思うように動かなくなり、掃除や片付けが疎かになってしまうことは珍しくありません。その結果、知らず知らずのうちに家の中が物で溢れかえり、いわゆる「ゴミ屋敷」状態になってしまうことがあります。このような状態で相続が発生すると、遺された相続人はその整理に膨大な手間と費用を要することになります。粗大ごみの処分費用や遺品整理業者への依頼費用は高額になりがちで、場合によっては相続財産を超える負担になることすらあります。
さらに、遺品整理を急ぐあまり、大切な思い出の品や金銭的価値のある品物まで処分してしまうリスクも無視できません。そうしたトラブルを防ぐためには、まだ体が動くうちに、計画的に家の中を整理しておくことが重要です。不要な物は早めに処分し、思い出の品や貴重品はきちんと分類・保管しておくことで、いざという時に家族が困らずに済みます。家の終活は一朝一夕にできるものではありません。日頃から「今後この品物は必要か?」と自問し、少しずつでも整理を進めることが大切です。

登記・共有関係の整理
家の相続において意外と見落とされがちなのが、不動産登記や所有名義の問題です。被相続人が生前に名義変更をせず、先代の名義のままになっていたり、親族間での共有名義になっていたりすると、相続手続きは非常に煩雑になります。不動産の登記が整理されていないと、相続登記の際に必要な書類が増えたり、相続人全員の同意を取り付けるのに時間がかかったりすることがあります。
特に共有名義の不動産の場合、名義人が増えれば増えるほど、売却や管理などの意思決定が困難になります。こうした問題を未然に防ぐためには、可能な限り被相続人の単独名義に整理しておくことが望ましいです。名義変更の手続きには手間がかかりますが、生前に対応しておけば、相続時のトラブルや手続きの負担を大きく減らすことができます。相続人が複数いる場合でも、将来の円滑な相続のために名義の一本化を検討する意識が必要です。

境界・筆界の確認
昔の土地に多い問題の一つに、隣接地との境界や筆界が曖昧であるということが挙げられます。過去には隣人同士の「暗黙の了解」で土地の境界を決めていたケースも多く、図面や登記簿上の情報と現況が一致しないという事態が少なくありません。被相続人が亡くなった後に、相続人同士で「ここがうちの土地だ」「いや違う」と争いになる例もあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、被相続人が生きている間に、隣接地の所有者と境界や筆界についてしっかりと確認し、必要であれば境界確認書などの書面を交わしておくことが重要です。特に、土地の形状が複雑であったり、昔からの口約束で境界が決まっていたような場合は、第三者である測量士に依頼して、正確な測量を行うことも考えるべきでしょう。境界や筆界の問題は、相続後に発覚すると長期の争いに発展するおそれもあるため、生前からの備えが肝心です。

遺言の用意
家の相続において「誰が相続するのか」「その管理や維持費用は誰が負担するのか」といった点で揉め事が生じることは少なくありません。不動産は現金のように分けやすい財産ではなく、複数人で相続すると共有名義の問題や利用方法を巡る争いに発展しやすいです。そうしたトラブルを未然に防ぐために有効なのが、遺言書の作成です
遺言書によって、相続人の中から家を相続させる人を特定し、その人がどのような形で家を維持・管理していくのかを明示しておくことで、相続人間の混乱を避けることができます。また、相続税や維持費の負担についても併せて指示しておくと、よりスムーズに相続が進むでしょう。遺言書の作成には法律上の形式が必要ですが、公正証書遺言にしておけば後日の無効リスクも避けられます。家に関する相続は、予めきちんと遺言を残しておくことが、家族にとって最も親切な終活と言えるでしょう。

まとめ
実家の相続は、単なる財産承継ではなく、相続人にとって大きな労力と負担を伴うものです。家の中の物品整理、登記や名義の整理、境界の確認、そして相続に関する意思表示である遺言書の作成——これらの準備ができていないまま相続を迎えると、相続人たちはその後始末に追われ、大切な財産を守り抜くどころか、争いごとに巻き込まれるリスクすらあります。こうした状況を避けるためには、早い段階から家の終活に着手し、計画的に進めることが必要です。
終活とは、死を意識することではなく、残された家族に負担をかけないための「生前整理」であり、将来の安心を得るための準備行動です。元気なうちに、自らが主体となって家の終活を進めておくことが、結果として家族全員の安心につながります。
当センターでは不動産をめぐる相続手続全般を支援しております。お悩み事がございましたらお気軽にご相談ください。

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